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イーグル vs シャークのsnowwhiteのレビュー・感想・評価

イーグル vs シャーク(2007年製作の映画)
3.9
🎦イーグルVSシャーク

題名を見て危うくスルーする所でした。しかし
🎦ジョジョ・ラビット
のタイカ・ワイティティ監督の長編デビュー作と知って観てみることに。

これは面白いと思える人とそうでない人とに分かれると思います。私は面白かったです。

🎦ジョジョ・ラビット程の完成度はないですが、その片鱗と才能が見えました。私はこの映画好きです。




(ネタバレあります。)
誰にも振り向かれない女性がどうしようもない糞男を好きになってしまう話。

冒頭でヒロインが職場(ハンバーガーショップ)で誰からも相手にされず疎外されているのが痛々しい。それでも彼女は悪びれず愛想を振り撒くがまともな対応を彼女にしてあげる人は1人もいない。

一方くず男は毎日12時過ぎにお客さんとしてヒロインのいるハンバーガーショップにやって来る。それをひたすら待つヒロイン。

何故彼女があんなに彼を好きになってしまったのか?あんなにくず男なのに。彼は明らかに誰からも好かれない男。なのにひたすら彼に片思いをし、只でおまけをつけてあげたりしている。彼は有り難いとも思ってないが…。

その上くず男は彼女の同僚にご執心。ある日、同僚に渡して欲しいと招待状を預かるが同僚は興味がなくゴミ箱に捨ててしまう。招待状はコスプレをしてゲーム大会をするものだった。ヒロインはそれを拾って鮫の衣装で出掛けていく。彼は前回の大会の優勝者。今回参加で勝ち残ったものが前回の王者と対戦できると言う。

ヒロインはゲームの達人だった。ヒロインはあっという間に勝ち残る。くず男と対戦するが横に立つくず男に見とれている内に負けてしまう。いや、わざと負けてあげたのか?ヒロインはとにかく健気な程彼が好き。

取り敢えずくず男は優勝するがヒロインの確かな技術にくず男は感心する。そして2人は付き合うことになる。

くず男は学生時代同級生に凄く苛められていて、その相手と決闘をしなければならないので実家に帰ると言う。彼女は付いていくことにする。彼女の兄の車でくず男とヒロインは送って貰う。この兄がいい!とても爽やかで優しい。流石ヒロインの兄だわ。
さて実家に着いたヒロインはくず男が家族からよく思われていないことをし知ります。父はクズ男を兄と比べてすごく馬鹿にしています。クズ男はヒロインには興味がなくひどい言い草でヒロインを下に見てひどい扱いをしますがヒロインはそれでも彼のそばで彼を見守り健気に慕っています。ヒロインはすごく良い人なので彼の家族は段々彼女に魅かれていきます。すっかり仲良くなって家族に受け入れられます。家族に受け入れられないクズ男とは対照的です。色々秘密が明らかになって…。

観てる内に彼女がキュートに見えてくるから不思議。彼女が素敵でした。タイカ・ワイティティ監督らしい独特の雰囲気のある映画でした。私は好きです。
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