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ウェット・ホット・アメリカン・サマー(原題)のsonozyのレビュー・感想・評価

3.5
1981年の夏。8週間の子供たち(というより指導員たち)のサマー・キャンプの最終日を描いたカルト・コメディ(らしい)。Netflixにて。

いや〜笑えました。
キャンプの運営責任者ベス(ジャニーン・ガロファロー)は一応仕切ってるんですが、高校生の指導員たちは子供の世話などテキトーに、自分たちのラブ&エロに夢中。

子供たちの前でエロいキスしまくるし、ヤクはやるし...もし、こんな感じのWetでHotでAmericanなサマーキャンプ(それも8週間!)を小学生時代に体験してたら、どうなってるんだろう的な意味のない想像を。笑

たまたま隣のロッジに滞在していた宇宙物理学の研究者ヘンリー(デヴィッド・ハイド・ピアース)をベスが気に入り、子供たちの科学授業をやってもらう中で、NASAの宇宙ステーション・スカイラブがこのキャンプ場に落下するとの予測が。。

最後の「お別れ会(子供たちが一芸を披露する会)」が盛り上がる中、ヘンリーと子供たちはスカイラブの落下地点をズラすマシンを作り、20面サイコロの出た目で操作を続ける。
お別れ会の最後、変人少年スティーヴ(ケヴィン・サスマン)がステージに上がり、手を上げると突風が巻き起こる。

ヘンリーのマシンのおかげか、スティーヴの突風のおかげか、スカイラブは少しだけ離れた屋外に落下し、無事お別れの朝を迎える。

●ゲイのベン(ブラッドリー・クーパー)とマッキンリー(マイケル・イアン・ブラック)は無事カップルに。
●肉食代表アンディ(ポール・ラッド)とエロ関係のケイティ(マーガリート・モロー)が真面目なクープ(マイケル・ショウォルター)をその気にさせたり落としたり。
●調理担当のベトナム帰りのマッチョ男ジーン(クリストファー・メローニ)は、ミックスベジタブル缶のアドバイスで、変態的嗜好を子供たちに独白しちゃう。(何言ってるか分からないと思いますが。笑)
●工作指導係のゲイル(モリー・シャノン)は離婚の悲しみが忘れられず、慰めてくれた子供アーロンと結婚を決めちゃう。
...etcの面白いネタと、指導員も子供もとにかくキャラの多様性が最高。

Netflixオリジナルとして2015年に「ウェット・ホット・アメリカン・サマー: キャンプ1日目(全8話)」と、2017年に「ウェット・ホット・アメリカン・サマー: あれから10年(全8話)」も公開されてますが、本作だけで十分かな。^^
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