かのん

コンフェッション 友の告白のかのんのレビュー・感想・評価

3.5
世渡り上手なインチョル(チュジフン)、正義感の強いヒョンテ(チソン)、ちょっと抜けているミンス(イグァンス)は、大人になった今でも仲の良い学生時代からの親友3人。保健営業マンのインチョルは、ゲーム賭博店を営むヒョンテの母から店を畳みたいと相談を受ける。絶縁状態のヒョンテ母子の関係性を改善させるため、インチョルはミンスと共に偽装の保険詐欺計画を実行しようとする…。

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性格はバラバラだけど、なぜか気が合う長年の親友3人組。大人になっても子どもの誕生日会に参加するほど仲の良かった3人だったが、ある事件をきっかけにその関係性が崩れていく。

インチョルは店を畳みたいがお金が欲しいヒョンテの母のために、合意の上で強盗放火事件を計画する。それは、自分の営業売り上げアップ・ヒョンテの母の望みを叶えられる・母の仕事が受け入れられず絶縁状態のヒョンテが母と縁を戻せる、という全員にとってメリットのある計画だと思ったから。初めは反対していたミンスも、その言葉を聞いて協力することに。決行当日、予想外の出来事で事態は急変し、3人の絆が崩れ始める。

ぱっと見、自分中心で周りのことなんてどうでも良いというように見られそうなインチョルだけど、こういうタイプが1番友達を大事にするタイプなんだよ…わかってあげてよ…という気持ちになる作品。ヒョンテからかけられたある言葉で、何でもなさそうな反応していたけども、内心凄く傷を抉られたんだろうなと感じた。

チュジフンの演技力が光りまくりの作品。陰の雰囲気を持つ顔立ちからか、闇落ち役が多い気がするが、どれもこれも好きすぎる。
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