n

幸せの椅子のnのレビュー・感想・評価

幸せの椅子(2013年製作の映画)
3.6
イザベッラ・ラゴネーゼのファッション(エステティシャンの制服も、H&M風の普段着もめちゃくちゃ似合ってて可愛い)ぐらいしか見るべきところがないな…と鑑賞中は退屈していたのだが、追い詰められた二人組が一攫千金を狙ってこれまた社会の隅っこのようなところばかりを走り回り、多種多様な属性の人々と次々に出会っていく目まぐるしい道行きが、終わってみると案外面白かったように感じられる(2013年って本当にこういうのがまだ許される空気だったっけ?と疑りたくなる差別的な笑いはいただけないが)。ヴェネト州を舞台にしたイタリア映画は意外と少ないと思うので、その点でも珍しくてよかったかもしれない。それにしてもあの神父さんの顛末は何だったんだ。

ちなみにイタリア語版Wikipediaによると、イザベッラ・ラゴネーゼはこの役を「宮崎駿作品のヒロイン風に演じてほしい」と監督から頼まれたらしい。ジブリにはまったく疎いのでわからないのだけど、どの映画のことなんだろう?
n

n