ヴェローナ行きたい

カンバセーションズのヴェローナ行きたいのレビュー・感想・評価

カンバセーションズ(2005年製作の映画)
3.8
《男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト》

キャッチコピーが秀逸(♡˙³˙)

ウェディングパーティーに花嫁の付添人として参加した女と、花嫁の兄として出席した男。10年ぶりに再会した元恋人同士でもあり、半年間結婚もしていた2人が他人同士を装って、心の中を探るような会話を繰り広げ、朝までの数時間を一緒に過ごす話。

フリーの独身同士なら良かったのに(・・;)
だけど、そんなんじゃドラマにならないか!

見覚えのない傷に反応したり、
昔付き合っていたならではの他人よりも近い距離感。

「死ぬほど愛してると言い続けたら彼と別れる?」
・・・そんな交換条件みたいな言い方ズルい。

2画面で過去と今を写したり、見慣れない構図で慣れるまで集中出来なかったけど・・・慣れてからは引き込まれた。最後のシーンまでは応援できない2人のドキドキを楽しんで・・・終わったら「何を見せられてるんだか!」って主人公たちみたいに目が覚めた ٩( ᐛ )و

ハッピーエンドも明日の約束もない2人。
そもそも未来なんて求めてなくて、
別れてるからこそ、昔より優しくなれたり、思い出と「たられば」の中で遊んでる・・・。

何気に現実的で、良い作品だった♡