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ボヴァリー夫人とパン屋のcorouigleのレビュー・感想・評価

ボヴァリー夫人とパン屋(2014年製作の映画)
4.0
2日前、
白昼堂々安倍晋三元総理が襲撃された

前代未聞
戦後最長の長期政権を築いた方

功績の賛否もあろうが
本日投開票の参院選結果にもある程度響くものと思われる

気持は揺れたが
私は事前投票を済ませていたので関係ない

多少の投票率向上あるいは
自民党への票流れになったのかもしれない



観たい映画を選ぶにあたり
私は今回、
アクション
バイオレンス
ホラー
サスペンス
戦争を避けた

とてもじゃないが
1国のリーダーだった男が
襲われて
娯楽の
癒やしの時間にも
そういうのを観たくなる気分ではなかった

現実とリンクさせすぎるのもどうかとは思いますが。。。

~~

ということで
本作を選択

ボヴァリー夫人、という小説は
私は知らなかった

だから楽しめたのかも知れない

「夫人」がつく映画は
私は「エマニュエル夫人」
しか知らなかったが
そういう魅惑的なイメージを勝手に持っていた

なぜ人は目移りをするんだろう
おとこのせいなのか

なんなのか
世の、理(ことわり)なのか

なーんて事を書きつつ
美しいノルマンディー地方の田舎町と
美しい庭の景色
のんびりした雰囲気
ストーリーを追っていく

GEMMAという友人は
私にもいた

とても穏やかでやさしく
家族ぐるみで接してくれた
私にとっては
ニュージーランド🇳🇿を
代表する女性

ウサギのような女の子
5-7才頃のクラスメイト

親の勧めで帰国後に
文通を「させられて」いましたが
親の努力むなしく
7-20才くらいまでのやりとりで
途絶えました

今では家庭を築き
立派な母親になっているとも
家族経由で聞きました

自分が今、親になって思うのは
親の思いが
届かない領域があるということ

それ(文通など)をし続けることが
絶対善なのだ、と親が思ったとしても
必ず子供はそれに洗脳させられるわけではないし
洗脳させることが全てではないし

「しっかり断る」
「しっかりとしたくないことはさせないであげる」

ということの大切さも
存在するのだと思っている

ま、続けたことで得たものも何かしら
あるのかもしれませんが。。。
原題Gemma Bovaryでニュージーランド版ジーマ、のことを思い出してしまったわけです

お父さんの事業が成功して
お金持ちになられた、とも
伺いました

それでも、
人間性はきっと変わっていないと思うし
大切に接してくれたことには変わりが無いし

きっと成功する方というのは
日頃の行動からして
ちがうのかもな、と
今更
この年齢にして
思います

まだまだこれからの人生では
今が一番若い

ということで
やれることは頑張って、
無理せずに
楽しく
ゆるゆるやれるといいな。。
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