青春神話や楽日などで知られるツァイミンリャンの実験映画。東京を舞台にした行者シリーズの3作目の話。
見慣れた渋谷の街もセンスの良い監督が撮るだけで美しく見える不思議。どういうライティングや撮影機材を使ったのかは分かりませんが、JRの車内のカットがとても良かったです。当たり前と言えば当たり前だけど、ここまで綺麗にというか、幻想的に東京を撮る日本人はいないと思います。アピチャッポンウィーラセタクンの実験映画もそうですが、芸術的才能がある監督は短い尺でもインパクトを残せるんだなぁとしみじみ実感しました。
