変な連中との繋がりのせいで巻き込まれて殺されてしまった息子のためにここまでできるオヤジに感服。死神の如く、次から次へとオヤジの周りで人が死んでいく。マフィア同士の大抗争にまでなって色々細かいシーンまでブラックに笑えるので見てて飽きない。後で思ったがこの映画の見方としてはブラックユーモア喜劇としてみるととても面白いと思う。淡々と殺していくオヤジが元特殊部隊だとか元マフィアのボスだとかいう余計な先入観がないのもいい。ただ息子との思い出回想シーンとかないので、感情移入しづらいが、逆にそういうめんどくささがないのが物語をわかりやすくシンプルにしている。覚えやすい名前が多いがそれでも登場人物が多く、死ぬたびに丁寧にRIPテロップが出るので、テロップの出るタイミングにも要注意。除雪車とか復讐系とあってグロシーンを期待してしまったがグロシーンはマフィアの貢ぎ物を除いてほとんどなかったように思う。色々な除雪車や重機を乗りこなす主人公なので乗り物好きな人はそれだけでも楽しめるように思う。
