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ファイティング・ダディ 怒りの除雪車のHULのレビュー・感想・評価

3.4
スウェーデンの田舎を舞台に、息子の仇を討つためにマフィアを殺しまくる除雪車乗員の物語。
タイトルがB級なのにアマゾンで高評価だったので鑑賞。
主役の父親役はステラン・スカルスガルドという、顔をみたことのある役者だったので入り込みやすかった。
薬物中毒にみせかけて殺された息子の友人が、彼を手にかけた者の名を明かしてくれたおかげで復讐に着手できる。
息子を失ったことで猟銃自殺しようとしていた父親のもとにその友人が来るのだが、状況は少しわからない。
カタギの父親が案外着々とギャングを殺していけるのは、日々厳しい自然を相手に命がけの日々を過ごしているおかげか。
そのため、チンピラが銃を見せたところでひるまずに殴りつけるあたりからは引き込まれるものがあった。
助けを求めた身内が、かつてのヤクザ者だったこともあり、話の展開に抑揚がある。
親父が子供のために奮闘する映画にはなかなかはずれがない。
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