にょいりん

AMY エイミーのにょいりんのレビュー・感想・評価

AMY エイミー(2015年製作の映画)
5.0
繊細過ぎる女の子が依存するように愛を注ぐ男達がたまたまロクデナシで、しかもジャンキーだったりして共にドラッグに溺れてゆく。。
しかもその女の子はとんでもなく音楽に愛されていて気づいたら自分でも理解できない名声を手に入れてしまい、そしてまた酒と薬。
この映画はその女の子、エイミー・ワインハウスの人生の記録。
オーデションで歌った時の照れたような顔、恋人と街中で深く深くキスをしてうっとりとしている顔、グラミー賞を取った時の呆然とした表情、ドラッグと酒でヘロヘロになって歌えない顔、その顔、顔、顔。
才能が突き抜けてしまっていた人の圧倒的存在感とそれに見合わない繊細さという相反する彼女の生き様は観ていて胸が苦しくなる。
彼女が音楽に愛され過ぎていたのが悔やまれる。