このレビューはネタバレを含みます
全く予備知識なしで観たので、え、そういう展開?!の連続だった。ストーリーを全く知らないと、こういう驚きもある。
ショットの構図とか演出が、やり過ぎ感なく、でもわかりやすく色々と描写しているのを感じる。御簾の向こうに見えるお姉さんが、遠い憧れの存在なんだろうなあとか。
ホトトギスが鳴いてるって嬉しそうにした後に、違うよって姉に言われて項垂れる、あのシーンが印象的。
こういう一見普通のやり取りで、的確に二人の性格や関係性が感じられるの、凄い。
白黒映画だけど、最後に見えたのが若葉なのは分かってた。
あんさんはやっぱり、姉さんのもんです...キツ。
最後の最後の、本音かあ。
乙羽信子のほうが明らかに若くて綺麗なんだけど、田中絹代のほうを好きになるの、なかなかに違和感。