【好きなセリフ】
クレイグ「誰も動くな！FBIだ！」
アメリカ大手航空会社のパイロットだったバリー・シール（トム・クルーズ）が麻薬や武器の密輸人になり、カルテル、CIA、DEA、ホワイトハウスのもとで躍動するという映画。
実はとは思えないほどのスケール感。それぞれの組織のもとでうまく立ち回っていく能力は素晴らしいと思った。
ただ、最後は誰にも守られず暗殺されてしまったということを考えると、使えるだけ使って切り捨てるアメリカ政府組織の闇が見えてくる。
みんなレビューで邦題が悪いって書いてるけど、たしかに「アメリカをはめた男」ではなく、「アメリカに振り回された男」だったのかなと思った。
どんな困難にぶつかっても冷静に対応し、解決し、最後やられるときもどこか余裕があるように受け入れていく演技をやらせるのは、トム・クルーズがピカイチ。
トム・クルーズの演技力とバリー・シールの伝記のような物語の演出、レーガンなど実際の映像を使用したカットで時代背景もわかりやすく、飽きることなく楽しく見ることができた。
