ILLminoruvsky

バリー・シール/アメリカをはめた男のILLminoruvskyのレビュー・感想・評価

3.8
原題『American Made』 (2016)

監督 : ダグ・リーマン
脚本 : ゲイリー・スピネッリ
撮影 : セザール・シャローン
編集 : サー・クライン、アンドリュー・モンドシェイン、ディラン・ティチェナー
音楽 : クリストフ・ベック
出演 : トム・クルーズ、ドーナル・グリーソン、サラ・ライト、他

70年代、大手民間航空会社の天才パイロットとして活躍し、その後CIAから極秘密輸作戦パイロットにスカウトされ、さらに麻薬密輸で莫大な財産を築いた実在の人物=バリー・シールの半生を描いた実録犯罪映画。

「狂騒劇」映画。
「運び屋」映画。
そして、
アメリカの黒歴史を暗躍した「裏フォレスト・ガンプ」映画。

面白かったです。

小気味良いテンポで繰り広げられる、ホラ話のような破天荒な実話(どこまでがホントかわからないが…)で、極端な栄光と転落を狂騒劇として描き、アメリカと中南米との持ちつ持たれつの腐敗した関係、病んだ大国アメリカを皮肉と風刺たっぷりに描いた、軽妙洒脱で痛快な娯楽映画。

『 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』や『 ウルフ・オブ・ウォールストリート』が好きな方にオススメの一作。
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