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マクロス7/銀河がオレを呼んでいる!のmitakosamaのレビュー・感想・評価

2.7
マクロスプラスと同時上映の30分の短編。テレビシリーズサイズの番外編って感じの内容だ。

そもそもマクロス7自体がトンチキな作品だ。ファイヤーボンバーが戦闘中に歌で戦争をやめるように訴える中、歌の力・生命エネルギー“スピリチア”を採取し利用しようとするプロトデビルンと戦うという話だ。
まず、劇中のキャラクターの会話が全然成り立っていないのは今作の特徴だ。「俺の歌を聴けっ!」「コー!」「爆裂美!」「これぞアニマスピリチア」「俺の歌を聴けっ!」「コー!」「これぞスピリチアファーム」「コー!」こんな会話劇が50話も続くイカレたテレビシリーズなのだ。

もちろんこの映画もまるで会話が成立していない。
どっかの雪深い惑星にフォールとしたバサラは、村人達が恐れる山の声を求めて訪ねる。
そこに居たのはクァドラン・ローに乗る逸れゼントランディの女・エミリア。

そしてバサラとエミリアの歌唱バトルが始まる。これがまた酷い。各々別の歌を歌いながら歌の強さを競ってる(笑)さすが会話が成り立たない連中は、歌でセッションすることも無いのか(笑)そもそも歌の強弱ってなんだ?
バサラも「歌は競うもんじゃねー」って言ってるし。いやお前さっきまで競ってたじゃん。

案の定プロトデビルンが襲来し、会話の成り立たないバトルが始まる。
ミレーヌ達も合流し退けるが、エミリアはミレーヌの姉だと判る。ええ?お姉ちゃん何やってんの?ウロチョロしている子供も特に役割があるわけじゃ無い。

ウーン。トンチキだ。
マクロス7は今作やovaはあるけど、テレビシリーズのリメイクや総集編の長編映画はないんだよな。それを作って欲しかったよ。もちろん会話が成立するように修正して。
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