モカ

奇蹟がくれた数式のモカのレビュー・感想・評価

奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)
3.4
偉大な数学者なんだけど、日本では意外と名前が知られていないインド人、シュリニヴァーサ・ラマヌジャン。
史実らしいですが、僕は当時の時代背景と、舞台となったケンブリッジ大学および一部の学者に興味があるだけで、ラマヌジャンには興味がないまま観ました。

しかし、さすがはケンブリッジ大学。
数学者のゴッドフレイ・ハーディやジョン・リトルウッド、論理学者のバートランド・ラッセルなど、名高い学者の面々が出てきます。
個人的にはラッセル伯爵を尊敬してるので、物語や主人公よりもそっちでテンション上がってました。

大学の構築も十三世紀に建設された様式美を今に遺していて見事です。
ラマヌジャンのエピソードや数学に関心がない方でも、どこかハリー・ポッターのホグワーツを思わせるような趣のあるトリニティ・カレッジの雰囲気は心地よく感じられると思います。

内容的にはラマヌジャンとハーディ教授の友情がメインテーマなのかな?それ以外が多少おざなりな面もありますが、全体的にうまく組み立てられていてドラマとして違和感なく観れます。

正直あまり興味がないままボケーっと観てたんですけど、なかなかに面白かったです。
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