数学ってとてもロマンチックな学問だ。『博士の愛した数式』を思い出しました。無神論者とヒンドゥー教徒という対比もおもしろい(今年は地味に宗教について考えさせられる作品が多いなあ)
直感で分かってしまう天才にとって、証明という行為は逆に難しいんだろうと思う。でも、彼の功績が周囲に認められるには証明は何より大事なことで。ハーディの歯がゆい思いもすごく伝わってきた。
ラマヌジャンという天才のことをいままで何一つ知らなかった、知れて良かった。天才というのは短命な運命なのかしら。あらゆる数字に意味を持たせようとするラマヌジャンの姿が印象深い。数字は生きていて、どんな数字にもドラマがあって。素敵だなあ。