ジョニー・ノックスヴィルの体を張ったリアクション芸は楽しかったものの、いろいろと雑な印象。
特に、エレベーターで殺された名もなき美女が完全に無視されたまま事件が解決されるのはどうかと思う。
最近のジャッキー映画は、「異文化との共生」というテーマがストレートに出ていて、今回もジャッキーがモンゴルの遊牧民たちと一緒にアデルを熱唱する場面がある。ジャッキーのこうしたアプローチを、わたしは「牧歌的だなぁ」と思って見てしまうのだが、悪い気持ちはしないので、ここには目をつぶった。
ところで、感想で「最近のディン・シェン監督との映画よりはまし」という意見をちょくちょく見るのだが、ディン・シェン監督作品、どんだけ酷いんだろうか。