ラブストーリーとしては割とよくある感じです。ミュージカルじゃなかったら、つまんないと感じるかも。
ジャズ音楽や長回しのミュージカルが、見入っちゃうポイントでした。
そもそも「突然歌って踊る系」が嫌いな人には勧められませんが、レミゼラブルとか美女と野獣の様に大勢で歌い出すシーンは2つくらいしかないので、取っ付きやすいミュージカル映画かと。
あと、夢諦めかけという、あまり若くはない年齢設定が、綺麗事だけじゃない現実味があって良かったです。
それにしても大事な用事を忘れているって、「王道ラブストーリーあるある」だなーって思いました（作中2回ほど大事な用事を忘れちゃうシーン有）。
王道っちゃ王道ですが、切なすぎて、もう一回観たいか？と言うと、いやもうお腹いっぱいです…という感じです。レビュー書きながらでさえ、思い出して苦しくなる。
ライアンゴズリングの悩んで右往左往して困って怒って悲しんで訳わかんなくなって、最後吹っ切れるという感じの演技が好きです。こんな役をやらせたら、ナンバーワンだと思います。
以下ネタバレ
セブがキースのバンドに入ったあたりから、すれ違って別れるタイプの終わり方か…とラストが見えて来てしまい、いたたまれなくなりました。
公園でミアが「これからの私たち」の話をしなかったら、セブはずっとミアと一緒にいるつもりだったのかな…。
それにしても、バーで再会してからのミュージカルシーンで涙腺崩壊。ここまでで結構泣いてるのに、更にダム決壊並みに泣きました。なにこれ？もしも何もかも上手く行ってたら…っていうこと？このシーンって必要なの！？？
涙腺が脆い自分にとって、ラストのミュージカルシーンは「もう勘弁してください！」と言いたくなる。セブのピアノ演奏で終わって欲しかったよ。
