御朱印帳

ラ・ラ・ランドの御朱印帳のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.8
それぞれの道で成功を目指す男女の恋愛、不屈のチャレンジから成功、そして古い映画へのオマージュ、そしてゴキゲンな音楽で立体的に構成されている。ミュージカルの王道。冒頭のアナザーデイオブザ・サンをバックにハイウェイの上で歌い踊るシーンがこの映画を象徴。引き込まれて行く。

古い映画へのオマージュと言っても私が見たのはシエルブールの雨傘だけであつたが、何本かの傘がクルクル回るところが4色のスカートでクルクル回るなど幾つか発見。この映画のシーンと元ネタの映画のシーンを対比するサイトもあるので、他の映画も鑑賞したくなる。

音楽もボレロのようにいくつかの主旋律をアレンジしながら畳み掛けてくる。元気が出てくる。これもシエルブールの雨傘的。サントラでも聞いてみたい。

最後に、セブが夢を叶えて開いたお店にミーアが現在の夫と偶然に入り、ミーアが見守るところで、セブがミーアとの思い出に浸りながら、違う人生を想像しながらピアノを演奏、そして終えるシーンでのセブの何とも言えない悲しそうな顔が印象的。

最後は感傷的にもなるけれども、前向きなので、何度見ても楽しい。
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