ぽ

ラ・ラ・ランドのぽのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

久々に観返したくなった。良かった。
多分観るの3回目なんだけど、年齢や経験を重ねるたびにどんどん「良いな」と思う映画。
人間が生きていくことのままならなさというよりは、人間が生きていくうえでどうしても避けられない"人と人が関わり合うことのままならなさ"を描いてると思う。人はみんな誰かと関わり合うことで内面や外見や運命が変わったり変わらなかったりする。そうやって変わったり変わらなかったりすることが良いか悪いかどちらでもないかを判断するのは当人たちであって第三者ではない。ラストシーン、セブとミアのifを切ないと思うのは第三者だからかもしれない。2人は見つめ合って、言葉にできない思いを表情全てに込めている。見終えたあと、切ないという言葉が浮かんでしまうのは、私がセブでもミアでもなく2人が生きた長い物語の少しだけを第三者として見させてもらったからなのかもしれない。
ぽ