Yukaringo

ラ・ラ・ランドのYukaringoのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

個人的好みは別にして、アカデミー賞受賞作品としてはある意味納得である。ライアンゴスリン、エマストーンも派手さがあるし、歌やダンスはshowとしては良かったと思う。そして何よりストーリーがハリウッドがいかにも好きそうなストーリーだ。下積み時代のミュージシャンと俳優が恋に落ち片方だけ売れてしまって嫉妬するというストーリーだ。同じようなストーリーで、A star is born という映画があるが、何回リメイクするんだよってくらいハリウッドが大好きなストーリーだ。きっと、ハリウッド界では俳優同士やアーティスト同士が恋に落ちることもあるし、キャリアや才能への嫉妬もあるだろうから、この手の話は深く共感できるのだと思うし、実際あるある話なのだろう。

私達の生活では、あまり感じないことだけれども、まぁ初めは仕事が出来る彼が好きだったし、出世を応援していたのに、彼がお金を持ち始めると急に美人な女が周りを取り囲みみたいなことに近いのかもしれない。

個人的には、あまり共感できる作品ではなく、歌も口ずさみたくなるほど印象的でもなかったし、ダンスも感動は出来なかった。

良い点を挙げるのならば、色が良かった。エマストーンのドレスから、クライマックスの高台のシーンなど、カラフルな色合いが素敵だったし、夜も表現が正しいか分からないけれど、青い夜だった。普通の部屋のシーンでもなんとなく青っぽいといか、紫っぽい色を持っている映像だった。

そういう絵を美術館で観に行くような心持ちでこの映画をみたら、もっと楽しめたかもしれないなと思った。
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