正直若干物足りない気がしたのは俺だけだろうか？
米公開決まった時はミュージカルという情報がなかったからかもしれないけど…。
確かにミュージカルとしてはたいへんよく完成された作品だったし、音楽も良かったし面白かったけど…観終わった後の充実感は少なかったように思えた。若年層を狙いすぎている気もした。あと、やりすぎ感もあった。所々、これは現実？妄想？と見失ってしまう部分がちらほら…
だがしかし！良かった事には良かった！
あんなにエマ・ストーンにキュンキュンした作品はない。まるで隣にいるかのようにドキドキした、エマが可愛すぎて。そして印象に残ったのはカメラワーク。何と言っても「セッション」を彷彿とさせるあのドラムのアングル、そしてジャズ。あれが一気に世界に引き込んでくれる。
あと、志半ばで折れかけているあの2人だからこそ出てくる名セリフたち。あれは中々出てこないと思う。
そしてそして、1番嬉しかったのは、最後にやっぱり報われないゴズリング。
今作品は、予告や作品全体のテンション的に報われると思っていたのだが、ゴズリングはやっぱりゴズリングだった。まさかそんな風にエンドするとは…。
あ、忘れていたけど、エンドの形に繋がるゴズリングとエマのシーンのエマに泣かされた、というか心を一緒にズタズタに引き裂かれた。アレはずるい。
