初っ端から魅了されてスクリーンから目を離せなくなり、中盤で若干中だるみしたと思いきや、すぐに盛り返してラストの演出で完全に持っていかれた、という感じでした。ミュージカル映画観るのはこれが初めてで、あんまり得意な分野じゃないと思い込んでいたわりにはだいぶ楽しめたけど、最後がなければ3.8くらいの評価に落ち着くはずだった。それほどあの演出が好きだった。切ない。
話の筋はとくに珍しいほどのものでもないと思うけど、それ以外のあらゆる要素がほぼ満点に近いせいでこんな高評価になってるのかもしれない。光と影の使い方とか、音楽のいきの良さとか、挙げればキリがなくなりそう。
もう一度映画館で観たいなあと心から思えた(観に行くとは言っていない)。