べっこ

ラ・ラ・ランドのべっこのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ロケ地を見にLAに行くくらいは好き。

ぼくの好きなシーンは終盤の怒濤の回想シーンですね。
セブのバーにミア夫妻が入ってから。

「こうなるはずだった。でも、こうはならなかった。」という夢と現実が恐ろしいスピードで流れていく。

普通に考えれば、ミアとセブは再会を果たして結婚するはずだった。でも、現実にはそうはならなかった。時間と距離と離れて行く境遇が、そうさせなかったんですよね。

それはぼくたちにも言えることで、卒業してもずっと友だちだよとか、絶対に結婚しようねとか、この仲間で夢を追いかけようとか、「そのとき」は本気で思って、それを疑わないけど、結局うまくいくことの方が少ない。
互いの環境が変わり、価値観が変わり、その情熱はいつか薄れてしまう。
僕たちの場合は、ゆっくりと薄れていくから気づかないけど、このララランドの回想シーンで5分くらいに集約されて叩きつけられて、ぼくは打ちのめされました。
自分が大事だと思ったものは、もっとちゃんと大事にしようと思った。
べっこ

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