JTKの映画メモ

ラ・ラ・ランドのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
1.5
デイミアン・チャゼル監督の前作「セッション」が全く肌に合わなかった(あの巨人の星的な精神性が大嫌いだった)ことを思えばまだましで総じて「 ( ´_ゝ`)フーン 」って印象。とはいうものの私も人間なんで泣くように組み立てられたエンディングは若干目頭が熱くなった。悔しいことに。世間の絶賛っぷりと自分の温度差の違いに一緒に観た嫁はどうだと思い聞いたところ「私はネオン・デーモン派。あの映画のような観た後にうわーってのもないし趣味ぴったりという喜びもない」と。同士よ。その感想の方が嬉しかったぞ(笑)。
予定調和極まりないあまりにもアメリカンな進行具合は何の新鮮味も驚きも喜びも無く凡庸そのもの。予定調和な映画でも巧く夢心地にさせてくれる作品もあるんだけど。というかやはりこの監督肌が合わんわ。前作も今作も「音楽」映画なのにちっとも音楽的ではない。じゃ何が音楽的なのか?と聞かれてもわからんがね。(苦笑)
あ、唯一嬉しかったのはSoft Cellの「Tainted Love」が劇中流れ我が永遠の暗黒アイドルMarc Almondの歌声が聴けたこと。それ以外はやはり「 ( ´_ゝ`)フーン 」
以上。