このレビューはネタバレを含みます
最後の数十分になってやっと、ミアの最後のオーディションからラストまでは良かった。
でもそれまでが長く感じたなぁ…。
何というか、小ワザ(映像的な)の連続という感じで落ち着いて見ていられなかった。
その小ワザのせいで、ストーリーが冗長になって、キャラもブレたんじゃないかな?
多分、私はデミアン・チャゼル監督とセンスが合わない。
デミアンチャゼルの作品は、アニメっぽいと思う。
特に前半のダンスシーンやプラネタリウムのシーンとか、アニメっぽいでしょ。
そういうところこそ監督のこだわりのシーンだったに違いないと思うけど、逆に私には見づらいシーンに感じた。
ついでに…
「セッション」なんかは、ストーリー自体もアニメっぽかったでしょ。
でもあのストーリーは、アニメなら許せるけど(巨人の星みたいに)、これがリアルですと言っている感じが受け入れられなかったんだよなぁ。
あんなのジャズじゃないし、音楽でもないわ…と思っちゃったからね。
あと、音楽監督のマリウス・デ・ヴリーズも、色々と盛り込み過ぎるお人だよなぁと思う。
この前「ムーラン・ルージュ」を見た時も思ったけれど、ブロードウェイのボリュームをそのまま盛り込んでくる感じがする。
きっとこの製作陣はやりたいことが沢山あって、あれもこれもやったんだろうと思う。
それで持って、また色々とやれてしまう人たちだったということでもあると思う。
公式サイト
http://gaga.ne.jp/lalaland/sp.html