MariaElena

ラ・ラ・ランドのMariaElenaのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
5.0
当時劇場で複数回→爆音映画祭で一度→生演奏コンサートで一度→今回の『バビロン』公開記念上映で久しぶりに劇場で鑑賞。
あぁ、自分この映画ほんまに好きなんやな。と実感した。
観る前は、さすがに何回も観てるし途中暇になるかな?食べ物も買っとこ〜と持ち込んだけど、ポテトを食べる手が止まったよね👈

私はラストの展開には反対派やったし、特別にエマ・ストーンが好きなわけでもなければ、ぶっちゃけそんな可愛いとも思わんから、その点でこの映画が好きじゃないという人の気持ちもわかる。ライアン・ゴズリングが特別イケメンでもないという意見もわかる。

が‼️観るたびに、これはエマとゴズリングじゃないとアカン!って、この2人でよかったありがとう!って思うの。
エマにしか演じられへんミアのコミカルな表情があって、ゴズリングにしか演じられへんセバスチャンの瞳の色がある。

初めは啀み合ってたのに、お互いの夢の話をしていくうちにだんだんと惹かれ合っていく描写が丁寧なところが好き。
洋画って、気づいたら付き合っててチューしててベッドインして浮気して喧嘩して仲直りして…みたいなの多いけど、ララランドは初め2人が啀み合う理由も、その後惹かれ合う理由も、あの秋すれ違ってしまった理由も明白であるところがとても良い。

最後は男のタラレバやんっていう感想もよく聞くしわかるけど、そのリアル感が私にとっては魅力的やった。
あの冬に出会って、春に近づいて、夏に結ばれたあの調子のまま永遠に人生が続いたらって、そりゃ誰でも思う。
でも現実はそんなに甘くなくて、2人の大人が一緒にいると2つの人生を抱えてることになるから、変わりゆくものも2倍になるよね。
思い通りにいかへんことばっかりやけど、実は最悪ではなくて、こういう形の愛もある、こんな道もある、こんな感情もあるってことに気づかせてくれた。

初めは映画ぐらい夢見させてくれよ❗️って怒ったけど、全てが完璧にいかなくても人生って続いていくし、それは悲しいことじゃないんやって教えてくれた。
これまでもこれからも私の大切な作品。
MariaElena

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