このレビューはネタバレを含みます
概ね良かった。ミュージカル要素もあり、エマ・ストーンもきれいだし。
だけど最後が悲しかった。あれは、セブもミアも二人ともが夢を叶えることができたからハッピーエンドだという解釈もあるみたいだけど、わたしはハッピーとは思えなかった。ミアは誰のお陰で夢が叶えられたと思っているの?パリに行く前に、自分から愛しているなんて伝えておきながら、向こうでちゃっかり旦那さんを見つけて子どもまで授かってるなんて。薄情な女に思えてしまった。(まあセブの前に付き合っていた人との別れ方を見てもその気はあったのかもしれないけれど。自分本意というか。)
確かにセブもパリに着いていけばセブの夢は叶わなかっただろうけれど、セブは夢だったジャズのお店を開いて、ミアのロゴを使って。ミアのことを待っていたように感じる。一緒に暮らせなかったとしても、ミアと愛し合っていること、それも夢に含まれるようになっていたんじゃないの?夢は不変ではないでしょうから。だから旦那さんと一緒にお店に来たミアを見て、セブは少し驚いたような表情をして、曲を変えたりしたのかなとか。そういうことを考えると悲しくて悲しくて、心が締め付けられた感じがして、泣いてしまった。
今の自分が、恋愛に重きを置いている生活を送っているからそう思うのかもしれない。ミアとセブのように、夢を追いかけている人ならハッピーエンドに見えるのかな。
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