のき

ラ・ラ・ランドののきのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ハッピーエンドではなくて意外な結末だったけど、個人的には結構好きな終わり方だった。
お互い未練がありながらも、別れて没頭したからこそ掴んだ夢だということもわかっていて、これでよかったんだと自分に言い聞かせている感じが切なかった。最後のシーン、特にセブの演奏と表情が本当に切ないなーと思ったけど、心の中で一生大切な存在であり続けるだろうし、素敵な別れ方だと思った。なによりお互い夢をちゃんと実現させているところがカッコいい。

人生でなにを大事にするかは人それぞれの価値観だから正解はないけど、多くは夢よりも大切な人と一緒になることを選んでいると思う。セブとミアはそれぞれの夢を実現させるために別れたけど、大切な人と会えなくなってもその人の夢を応援し続けるってすごく難しいことだから、「チャンス掴んだら没頭しなきゃ」って背中押せるセブは真のジェントルマンだと思った。

ずっとミアを応援し続けて自信持たせて、自分はちゃんと稼ぐし最終的に夢も叶えるし、まじいい男。そしてピアニストってエロくてカッコいいな。

映画全体通して、ファッションもお洒落で原色使いがキレイだった。セブのスーツとか車とか、トラッドな雰囲気もカッコよかった。
歌もよかった。ミアの声は天才。
のき

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