ゴーイング・クリア: サイエントロジーと信仰という監禁を配信している動画配信サービス

『ゴーイング・クリア: サイエントロジーと信仰という監禁』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

ゴーイング・クリア: サイエントロジーと信仰という監禁

ゴーイング・クリア: サイエントロジーと信仰という監禁が配信されているサービス一覧

ゴーイング・クリア: サイエントロジーと信仰という監禁が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

『ゴーイング・クリア: サイエントロジーと信仰という監禁』に投稿された感想・評価

daiyuuki

daiyuukiの感想・評価

4.9
エミー賞7部門にノミネートされ好評価を受けたこのドキュメンタリー作品では論争の的になっているサイエントロジー教会がどのように信者を勧誘し、彼らの心をつかんでいるのかを調査している。数々の独占インタビューを交えながら、最も闇に包まれた宗教の1つであるサイエントロジーをリサーチ、トム・クルーズ、ニコール・キッドマン、ジョン・トラヴォルタ、アレックス・ギブニーが出演する初公開映像では信者が信仰のために何をしたいと思っているのかが明らかになる。
サイエントロジーが何故信者をアメリカなどで獲得したか、それは入り口が日々の悩みを解決し成功者となるノウハウを学べるというところから始まり、参加したセッションでの神秘体験をきっかけでハマるから。サイエントロジーの教義やセッションのからくり、サイエントロジーとアメリカ心理学協会の対立、サイエントロジーの創立者ハバードの陰にある儲け主義、信者を締め付ける懲罰システム、日本ではあまり知られていないサイエントロジーの実態を暴いた傑作ドキュメンタリー映画です。
サイエントロジーを扱ったドキュメンタリー。
・インタビューや、サイエントロジーの集会映像などで構成されていました。
・開幕いきなりポール・ハギスのインタビューで始まります。
・前半は「ザ・マスター」で故フィリップ・シーモア・ホフマンが演じたサイエントロジーの創始者L・ロン・ハバードについて。
・後半は後継者のデヴィッド・ミスキャヴィッジによる教団運営について。
・信者であるジョン・トラヴォルタやトム・クルーズに触れている部分もかなり多かったです。ニコール・キッドマンとの離婚についても興味深い内容のものがありました。
・サイエントロジー対内国歳入庁のことや、所有不動産のこと、その他、教団の暗部について触れていました。
・恐ろしい映画でしたね。
amam

amamの感想・評価

3.5
トム・クルーズやジョントラボルタが信仰していることでも知られる宗教団体、サイエントロジーの内部を暴露したドキュメンタリー。

今も現存しているし日本にもある宗教なわけですけど、かなり、衝・撃・的な内容だった。
元信者へのインタビューを通して、信者への暴力や違法行為の実態を探っていくが、どこまでが本当かわからなくなってくるような、耳を疑いたくなる告発の数々。
片方の言い分だけを聞くのは良くないけれど、トムクルーズをはじめ、現在のサイエントロジー側は一切のインタビューを拒否している。

サイエントロジーの創始者、ハバードは1000冊以上を執筆している多作の元作家で、作り話に才能があり、SF小説に活路を見出していった。
やがて、空想上の作り話を、独自の神学理論にうつしかえて、宗教団体サイエントロジーを立ち上げたそう。

他の宗教と違って、一番うさんくさいのは、教義が秘密になっているところ。ブリッジという、覚醒の度合いを段階にした制度があり、お金と時間を投資し上の段階に上がれば、新たな称号と能力を授けられる。上までのぼりつめてようやく、教義を受けられるらしい。
この秘密の教義が暴露されてるんだけど、内容がハチャメチャすぎて。。

地球は宇宙人に作られて、銀河は人口過剰問題を抱えていて、捕らわれた人が地球に送り込まれて、何千年?何億年か昔にも、今とよく似た社会があった。
しかしその人たちは、火山に下ろされて、水素爆弾で飛ばされてしまった。
人は産まれたときに、この人たちの魂(セイタンと呼ぶらしい…。)が何百と体に入って、それが不安や神経症などの原因になっている、と。
サイエントロジーはそれらの原因の魂をつかまえられる力を持っていて、メーターに電極をつないでカウンセリングをするオーディティングってやつをやれば、セイタンを追い払えるみたいなかんじ。
まさにSF。

インタビューに登場している元信者の一人は、「地理を習ったけどその時期に地球で火山は起こっていない!」
となって、おかしいことに気づきはじめたらしいが。
また、ミリオンダラーベイビーとかの脚本家のポールハギスも元信者として出てて、上までいってこの教義聞いておかしいって思ったと言ってた。
大事なこと、もったいぶらないで、先に言ってよねぇ。
上までいってからじゃ抜けられないじゃんねー

題名にある、ゴーイング・クリア。
ここでいうクリアーとは、反応心や無意識が消え去った人のことを指すらしい。
セイタンをすべて追い払えた人で、クリアー昇格は名誉な称号らしい。
また、特に信仰のあつい人でなる友愛会みたいなものもあって、これは10億年契約なんだそう。10億年契約ってなんだよ。

信者は長くいるにつれて、セイタンが体内にいる妄想に取り憑かれ、オーディティングを繰り返し、救いを求める。信者はハバードへの疑問を打ち消し、自分を責める。
良いことは、サイエントロジーのおかげ。悪いことは、自分のせい。まさに、マインドコントロール。カルトの人心掌握術。
まあ、ここまではまだいいんだけどさ。問題はハバードの死後。

まだ若い野心家のミスキャベッジが後継者になるんだけど、この人がまた、かなりいっちゃってる!
教会に批判的な人は皆犯罪者だとして嫌がらせなどの卑劣な行為を繰り返す。さらに、信者から寄付金をつのり、お金も搾り取っていく。
そのせいで、宗教団体ということを隠れみのにした、暴力と金の組織に成り下がってしまう。各地に非課税ってこと利用して不動産を購入して巨万の富築いてるし。

トムクルーズは、サイエントロジーの広告塔であり、名誉な信者だから絶対手放したくないわけだが、ニコールキッドマンは信者ではなく、またニコールキッドマンのお父さんが心理学者であったため、ミスキャベッジからすると厄介の種だった。

ニコールキッドマンは、少しずつトムクルーズを教会から引き離し、実際に結婚しているときはトムも教会と距離を置いていた。アイズワイドシャットの撮影で遠方に行っていた時、トムクルーズが連絡しなかったことをミスキャベッジが激怒。あの手この手で二人を引き離し、これが後の二人の離婚の原因となったらしい。どこまでほんとかはしらんけど。

その後は、彼氏と別れさせてまで、ナザニンという美人な信者をトムクルーズと交際させたりと、自分の欲しいものを手に入れるために手段を選ばない、ミスキャベッジの悪行の数々。トムクルーズの裏の顔を見た…。

宗教団体とするか課税か非課税かをIRSと論争になったことを、「戦争」と称してた。
宗教認定されて非課税になったことを
「戦争は終わった……!!非課税勝ちとったどー」と仰々しく演説、花火やアニメーションライトアップまでして、ミスキャベッジさん、悦に入っておられる。
すごい気持ちよさそうな顔してた。。
って、なにと戦ってるんだか。私利私欲のための団体だってばらしてしまってるようなもんやん。

組織の求心力を高めるためには、敵が必要なんかなー。
なぜ、家族と引き離されたり、暴力を振るわれたり、寄付を強要されてまでも、ここまでひとつの教えに固執するのか、外にいる方はとても不思議な気持ちになるけど。

ジョントラボルタは言う。
「サイエントロジーは、狂気、犯罪、戦争のない文明社会を目標にしているんだ。こういう哲学や宗教、他にあるかい。あったら教えてよ」
いやいやいや。
中にいると、事実を正当化して、客観視できなくなってしまうんだな。
この宗教にはまる人は、向上心が強くて、夢想家なのかなと思ったり。自分の力で世界に対してなにかできる、自分はそれができる特別で幸運な人間だと思っている人。

『ゴーイング・クリア: サイエントロジーと信仰という監禁』に似ている作品

オーガズム瞑想:ワンテイスト社の実態

製作国:

上映時間:

89分
3.1

あらすじ

サンフランシスコのITバブルから生まれ、深い充実感を得られるとして健康関連の一流雑誌やメディアから大絶賛を受けた、セクシャルウェルネス企業のワンテイスト社。"オーガズム瞑想"を提唱し、世界…

>>続きを読む

メディアが沈黙する日

製作国:

上映時間:

95分
3.4

あらすじ

プロレスラーのハルク・ホーガンがプライバシーの侵害を理由に、米ゴーカー・メディア社を相手に起こした訴訟問題。報道の自由を守る闘いへと発展したこの一件は、お金に物を言わせてメディアを封じ、報…

>>続きを読む

シチズンフォー スノーデンの暴露

上映日:

2016年06月11日

製作国:

上映時間:

114分

ジャンル:

配給:

  • ギャガ
3.7

あらすじ

ドキュメンタリー映画作家ローラ・ポイトラスの元に重大な機密情報を持っているとコンタクトしてきた者がいた。コードネームは、CITIZENFOUR。2013年6月、香港でのインタビューに現れた…

>>続きを読む