感動系の映画はスルーしがちなんですが、予告で幼少期の主人公(サルー)の映像を観て、かわいい…と思い観始めました。
サルー役の子役の子は本当に可愛くて演技も上手かった。胸を掴まれたシーンは、拾った大きなスプーンでスープを啜る仕草を無邪気に真似するシーン。可愛さと切なさで泣きそうになった。
もう一つこの映画で印象に残ったのは、サルーを育てた夫婦の子育てに対する考え方。この夫婦は子供が産める体ではあるけど、あえて二人の不運な子供をもらって育てる事を選んだ。
啓示的な観念の他に「私達(人間)は数が多すぎる」という理由もあると言ってたけど、リスクをわかった上でその考えを貫いていてすごいというか、そういう人もいるのかー、と思って、とてもグローバルな気持ちになった映画だった。
