サルーは良い人ばかりに恵まれた。どんな時でも優しいお兄ちゃんグドゥ、迷子収容所から出してくれたおばさん、里親となりたくさんの愛情をくれたスーとジョン、彼女のルーシー。いい人ばかりに恵まれ愛されたからこそサルーはしっかりした大人になれた。この映画を見ていると育ってきた環境や幼い頃からの親からの愛情はこんなにも大事なものなんだなって痛いほどに気付かされた。そして実話だということでより深く心に響くものがあった。
インドでは80,000人の子供たちが迷子になっているという目を伏せたくなる現状がある。今、日本で家族に愛され普通に生活ができることがどんなに幸せで掛け替えのないものなのだろうか。
兄弟愛、家族愛、全ての愛を詰め込んだ愛に溢れた奇跡の映画でした。ぜひ見ていただきたいです。