Hario

イット・フォローズのHarioのネタバレレビュー・内容・結末

イット・フォローズ(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

【2016年劇場鑑賞作品5作目】
やっと観れたー!
予告編を見たことすら後悔してたのに!
観たいけど、怖い!を繰り返し、今日だってほぼギリギリまで本当に観ようか迷ったほど、ホラー映画に耐久性がない。
可笑しな話。子供頃はホラー映画、ホラー漫画大好き。好きな作家はS・キング。グロもOKだったのが、18、19頃からダメになってしまった…。バイオレンスもダメになった…。

とりあえず「ミスト」以来の劇場でのホラー映画鑑賞。1人は耐えられないので元旦那に付き添ってもらう。奴は…寝ていた。「ホステル」も「SAW」も「ムカデ人間」も大丈夫な人には退屈だったらしい。

…私は。ビクビクして怖かったけど!なんかこれ好きかも。てかホラー映画?めっちゃ青春映画!なんだあの最後の清々しさは!?でも、ホラ後ろ!と言いたくなる変なギャップ。

観る前に監督のインタビューを読んで、カーペンター好きと知って親近感が(あと「パリ、テキサス」何回も観たとか好感度UP!)。そう思って観たら、なんだか見せ方や音楽が80年代のホラーのような懐かしさまで感じてきて、楽しくなってきていた。(まだ怖いんだけど) 音楽も特に良かった!80年代のピコピコサウンドが今風にホラー映画風になって、何やらカッコ良い!。音楽担当がDisasterpeaceという人?でゲーム音楽などを作ってるらしい。怖いけどサントラ欲しくなる。

色んな人たちが話してる何かのメタファーとか、舞台のデトロイトという街とか、あの子らティーンという年齢とか色んな深読みをすればする程、愛らしく思えてくる。妹の姉思いと友達思いとかが半端なくて、ほっこりしたよ。

監督が子供の頃に見た夢からアイデアを思いついたと言っていた。最近は見ないけど追いかけられる夢ってたまに見る。この映画と同じで、追いかけてくる"それ"(人でなかった)はゆっくり近づいてきてるにも関わらず、夢の中でこっちの足は自由に動かず(横たわってるから)、ドンドン近づいてくる恐怖の夢。寝床で足をバタバタさせてるんだよね、そういう時って。

とりあえず私はこの若き監督さんを支持したいな!
Hario

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