Melko

巷説百物語 飛縁魔のMelkoのレビュー・感想・評価

巷説百物語 飛縁魔(2006年製作の映画)
3.3
「ジジイ、出せっっ!!!」

「悲しいよなぁ、人ってのは…」

憧れと憎いのは、紙一重

2作目も見てみた。
なんか、惜しい…!!
しっかりコメディしてるし、なかなかちゃんとミステリーサスペンスしてるのに、テンポがめっちゃかったるい。。
これは1時間50分も絶対要らない…90分で良かったはず…

しかも今作は監督ならではの「トリック」みが増してて、それが悪い方向に振り切れちゃってるというか…
このキャストにこのコメディテイストがハマりきってない気がする…のだけど惜しい
ハマってないからダメ
まではいかない、もう少しアクセルがかかればカチッとハマって面白くなりそうな雰囲気だけど感じる…もう一作ぐらい見たかったなぁ。このキャストだとこれが最後なのが惜しい。キャストがそれぞれの役にハマってきてたのになぁ

飄々とした役がすっかり板についた吹越満
前作よりも役になり切ってきた渡部篤郎
やっぱり演技派な小池栄子
やっぱり小便出してばかりの大杉漣
やられまくりで悲惨な遠藤憲一

特に吹越満は、彼が他の作品でも演じてる役回り・キャラとあまり変わらないのだけど、この作品ならではのキャラ付けとしっかりした滑舌で聞き取りやすし◎

本屋と百介がニャーニャー言い合うところとか、
突然剣を振りかざす真兵衛に一瞬ビビる百介とか
又三郎と百介がお神酒と塩をピャッピャ掛け合うところとか
ラストの小便パニックとか
クスッと笑えるところは色々あるのになぁ
惜しかった。。
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