泉鏡花と並ぶ耽美主義の本家谷崎潤一郎なら溝口健二監督にとってお手の物で、「雪夫人絵図」「武蔵野夫人」と合わせて三部作と言って良い傑作群を形成する。「西鶴一代女」以降の世界的名匠への前段に相応しい大映…
>>続きを読む巨匠・溝口健二監督による谷崎潤一郎の名作小説『蘆刈』を翻案し、大映時代の幕開けを告げる文芸作品。
撮影は巨匠・宮川一夫が担当した。
物語は大阪の骨董屋の息子である慎之助と、二人の姉妹であるお遊とお…
このレビューはネタバレを含みます
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初溝口監督作品。
というより初日本古典映画。
教養としての映画という本から、Amazonプライムで見れてアクセスしやすかったのでまずはこれを見てみました。
最初のお見合いのシーンの絶妙なカメラワー…
お遊さんが悪女とまではいかない存在だから憎めるわけもなく、ただ彼女のことを大事に思った男女が結婚し、そして最後には子だけを彼女に預けて…という、なんか昔の映画というよりも、さらに昔のおとぎ話のような…
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