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シルヴェストレ
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『シルヴェストレ』に投稿された感想・評価

[そして私は星の下に孤独となった] 80点

モンテイロ長編三作目。15世紀のポルトガルを舞台にした歴史劇。主演は当時16歳で映画初出演(『おなかすいた、寒い』よりも前)のマリア・デ・メディロス。川以外の屋外背景は書割、屋内もセット感あふれるハリボテなので、物語は結構生々しいのに絵本でも読んでるみたいな、或いは絵画を見ているような不思議な気分になる。また、シーケンス間は超自然的に時間が省略され、二つあるらしい原作の接合が明らかに不自然なのも、逆に本作品の浮遊感を高めている。領主である父親の留守中に扉を開けるなと言われたスサーナとシルヴィアの姉妹が、巡礼者に扉を開けてしまったために、スサーナは犯されてしまい、巡礼者の手を切断して追い出したシルヴィアはつきまとわれることになる。紆余曲折を経て男装兵士として戦場に出たときの名前が題名のシルヴェストレとなる。途中で登場するドラゴンが『ニーベルンゲン』のトカゲドラゴン並にちゃちい。戦場に出る決意をしたシルヴィアと引き留めようとするスサーナの押し問答が機械的で可愛い。
マリア・デ・メディロスが父を探すため、男装して兵士になるポルトガルの伝説を映画化したもの。傑作。ルイス・ミゲル・シントラも出演してるけど若い!かっこいい!悪役だけど。

時代劇なのだけど、セットがね、ジーバーベルクの『ヒトラー、あるいはドイツ映画』を彷彿とさせる書割。まさに前衛。でも、ちゃんとロケ地で撮影したカットもある。それはそれで滅茶苦茶美しい、モンテイロらしい端正なカットに仕上がってる。

基本、夕暮れか夜のシーンが多くて、オレンジのライティングがどのシーンでも美しかった。夜、巡礼者が訪れるシーンが白眉か。机の上で輝く悪魔の手のカットと、メディロスがシントラの手を剣で切り落とすシーンが印象に残る。

シントラが、ドラゴン退治に行くシーンは、静止画処理なので、普通はなんじゃこりゃって思うはずだが、モンテイロなので予想の範囲内。ドラゴンは左端にちょっと映ってますw
イワシ

イワシの感想・評価

4.1
ロメール『聖杯伝説』の様式を引き継ぎつつ、影や暗闇を画面に導入したりロケーション撮影も行ったりする(撮影はペドロ・コスタ『血』のアカシオ・デ・アルメイダ)。空間には奥行きがありズームも見られる。ラストの光が移ろう宇宙はこうした差異や揺れ動きが統合された結果?

テレサ・マドゥルガが雷鳴を聴きながら興奮して逃げろと叫びながら部屋を走ると、城壁の外へ出たマリア・デ・メデイロスにマッチカット的に繋げられるところがとても良かった。