TaT

アンナと過ごした4日間のTaTのレビュー・感想・評価

アンナと過ごした4日間(2008年製作の映画)
4.5
冒頭の人が押す車とか、ゴミ箱から出てくる手とか、川を流れる牛の死体とか見て何となくこの映画は好きだろうなって。
そりゃ本当にやっちゃったらダメだけれど、言葉無き映像に滲んでくる感情にとても惹かれた。主人公が選ばなかったものと選べなかったものを思うと...。

床板の隙間に落ちた指輪を拾う主人公の姿に愛と固執が見えて、その後からラストにかけての虚しさには打ちひしがれるものがあった。
何が正しいか正しくないかの裁量は世の中に委ねられてるけど、人が起こす行動には主観と解釈があっていいと思う。
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