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女虐のバロウズのレビュー・感想・評価

女虐(1996年製作の映画)
2.7
若かりし頃の阿部サダヲが主人公の和製スプラッター。
サダヲ君は痛みを快楽に変える薬を開発する。お母さんが医者なので、実験のため不妊治療の治験薬にこっそりこの薬を混ぜる。
薬を盛られた女性たちは痛みの虜になり、自らの体を切り刻んだり食べちゃったりする。ってお話です。

Vシネなので正直退屈だし無駄な場面が多いです。ストーリーもよく分からないし、植物の声とか何やら哲学的な事を言ってるなーって感じ。多分作ってる方もよくわかってないと思います。

ですがスプラッター描写は一級品です。
特にこの映画の見せ場とも言える、目ん玉にフォークをぶっ刺して抉り出す特撮は凄まじく、グロを見慣れている自分でも「これどうやって撮ったんだろう?」と気になって何度も繰り返し再生してました笑
他にも手を高温の油に浸けてカラッと天ぷらにして食べちゃったり(片腕マシンガールにパクられたアレ)、マン肉切り刻んで美味しそうに食べたり、ピアッサーで身体中に穴開けちゃったりいろいろやってくれます。

正直ストーリーはゴミみたいなモノですし、とても人に勧められる映画ではないです。女性たちが自傷行為で死んでいくという内容もフェミニズムな人は怒りそう。
ただ残酷描写だけでも見る価値はあるのではないでしょうか。

・余談
ギニーピッグとかオールナイトロングとか、この手の和製スプラッターって昔は流行ってたみたいですね。
衝撃映像100連発とかで人間の死体を普通にテレビで放送したり、食人族が大ヒットしたりとか、昭和ってやっぱり病んでたのか。それとも今が健全すぎるだけなのか。
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