桔梗F

ザ・ヴェンジェンスの桔梗Fのレビュー・感想・評価

ザ・ヴェンジェンス(2014年製作の映画)
4.7
『マッハ!』のアクション監督、パンナー・リットグライの遺作となったハードアクション。
幼い頃に亡くなった両親の死の真相を知った兄弟ジーとタン。

ふたりは復讐のためそれぞれ鍛錬を重ねていた。一方、両親を殺害した犯罪組織は刺客を送り込み…。

凄まじすぎるおバカ傑作アクション( ;∀;)

タイアクションと香港アクション&ノワールマニアの中2が「こういうアクションがあればいいな♪」と想像をノートに落書きしたものをそのまま映画化した感じ(笑)

ストーリーは一応兄弟の復讐ものに取って付けたようなヒロインが混じった単純かつどうでもいいもの(笑)

とにかくアクション&アクションそしてアクションと「ザ・レイド」のお株を奪わんばかりのバトルラッシュ!

簡単に言うと香港の「ブラッドウェポン」と「ザ・レイド」のストーリー&構成をさらにへっぽこにしておバカ度が大幅にアップしたような映画です( ;∀;)

アクションもツッコミどころ満載ですが、ここまでつっきってくれるとある意味清々しさを感じます(^o^)

ストーリーになにも言うことはないので内容を説明しにくいのですが、「マッハ!!!!」級の肉弾アクションに「男たちの晩歌」のようなスタイリッシュ銃撃戦。

「イースタンコンドル」や「ワイルドブリット」のような圧倒的火力(量を間違えた火薬量(笑))

「ダイハード」のマクレーンが5回は死んでるような不死身主人公、ドリフの「8時だよ全員集合」の戦争コントを交えたような恐ろしい作品です(;゜∀゜)

以前、「ダイハード4.0」を観て車を空中の敵ヘリに突っ込ませたときは「やりすぎだ(笑)」とつっこみましたが、本作は空中の敵ヘリに列車がつっこむんですよ(苦笑)

想像できますか!?( ;∀;)

アクションが派手なだけでなくけっこうグロく、倉庫戦では「ツールボックスマーダー」か「イコライザー」を越えるような、「そこにある工具」で敵を血祭りに上げていきます。。。
全体的にスタントマンが死んでるんじゃないかと言うくらい痛そうです( TДT)

とにかくつっこみどころ満載ですが、血沸き肉踊ってしょうがありません(笑)

タイアクションや80年代のジョンウー、ツイハークアクション&ノワールが好きな方は必見です!
ただし、ストーリーに整合性を見いだす方や構成、バランスを重視する方にはただのカス映画です( ;∀;)

パンナー監督が亡くなられたことが本当に悔やまれます(T-T)
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