Solo1968

ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバーのSolo1968のレビュー・感想・評価

4.0
手放しで絶賛

自己選出クリスマス映画は
ホームアローンなんかじゃなくて
「ダイハード (1か2まで)」
を軽く超える
粋でイカした素敵なクリスマス映画だった。

手放しに好きなセスローゲンとその周辺役者 製作陣なので、間違いはないはずだが、期待以上。

日本人の自分には全くリアリティの無いパーティー文化やドラッグ文化、は色んな映画を見てもいつまで経っても 共感出来る部分は少なく、本作も例に漏れず パーティーとドラッグが全編で切れ間なく存在するが、恐らく自分が嫌悪感や文化の違いで 分からん!と放り出さないで夢中にさせるのは、その明るさに違いない。

色んな種類の明るさ 陽気さ、笑い があるが、好みは シュールな笑いで、大声や変顔でどっひゃーん!!みたいなのは好みでは無いので、セスローゲン界隈のこの感じは、文化国境を越えて いつまでも好きな理由なんだろう。


日本の人気バラエティー番組のタイトルにもなっている

笑ってはいけない

、、、


そう!人は笑っては行けない場面でのそれを堪える感じが、どうぞ、さあ、笑って下さい
というのより、面白いと感じるはず(←自論)で、本作でも教会でのシーンのスリリングさは、絶品。


こんなに下品な言葉が飛び交うコメディーなのに、嫌悪感を全く感じさせず
ラストに至っては ほっこりとさせてしまうシナリオや演出は二度ならず何度でもみたくなってしまう作品。


ティーンネイジャーの友情青春ものは、星の数ほどあり、また大人、、年配、の友情 絆 バディーもの的なストーリーや作品もこれまた無限。

そんな中 30過ぎの三人の男性の友情を1ミリたりとも 押し付け感を感じさせず 酒やドラッグやセックス描写のギラギラが溢れる世界から 自然に持ち込む感じは、洒落ていて、本当にグッとくる。

日本国内では、真似は無理だし、また真似た作品などを作って欲しくないと強く願う。

コメディー映画なのに、心にグッと突き刺さる 台詞のセンスもどストライクなのであった
Solo1968

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