面白かった。分からなかった。が、両立する映画は芸術作品だけかと思ってた。
なんだろう。オリンピックになってはじめてそのスポーツを観戦した気分。
そして、それなりにルールを把握してそれなりに応援して感動したけど。また、4年も経てば忘れてそうなこの感じ。
でも、貶してるわけじゃなくて、こんなに専門的な映画をよくぞこごでエンタメにしたなと思う。
途中、ディスカバリーチャンネルかと思うぐらいの説明も開き直っててよかった。
てか、ブラピは余裕があるな。
芝居らしい芝居はほんの一瞬だけであとは流してる。そしてその一瞬こそがこの映画の重要なトーンにもなってるし、すごい。それに比べてクリスチャン・ベイルはうるさい。
いや、いつも思うけど彼は真面目すぎるんだ。一生懸命やった結果。その人になりすぎてしまう。
ロバート・デ・ニーロはどれだけ上手くたってロバート・デ・ニーロ。メリル・ストリープや、ウーピー・ゴールドバーグだって、マーロン・ブランドやら、ジェームス・スチュワートもそうだし、言うならブラピも、ディカプリオもそう。彼らがどれだけ芝居をしてもその圧倒的な個性の上で成り立っているから表現となりうるんだ。
クリスチャン・ベイルはそれが足らない。それを彼自身が一番理解しているから、あそこまで足掻いているのだろうし、だからこそ応援したくもなるのだけど。うむー。
