このレビューはネタバレを含みます
主人公が、尾行していた人物と接触のトラブルがあった際、教授に電話してて助けを求めようとした所。
ちょっとムカついたなぁ。
言われたから尾行した。
私には責任ないから、教授助けて。
みたいな。
この主人公の自分の無さが気持ち悪すぎる。
自分で考えて動けない所が、冒頭であった何となく生きてるから、哲学的な事が分かりません。
とはっきり述べるこの人物像が徹底されているところは、この映画通して秀逸だなあと思う。
あと尾行された側の自分の行いを責任転嫁して、お前のせいで俺の不倫がバレたんだぞ!
そして、妻が自殺未遂したんだ!
て言う所も、物凄く自分勝手で思わず突っ込んでもうた。笑
それは自分のせいやん!笑
と。
後、各役者さんたちの演技の素晴らしさは言うまでもないのですが、リリーフランキーさんやっぱりすごいなぁと思うのは、動揺感の演出力が素晴らしすぎる。
母親と写真を撮るシーンの指の所在の無さで、心の中を表現している所など流石アーティストですわ。
見るべき所が沢山あるなと思います。
単純に脚本自体も面白い。
原作読んでないのですが、きっと原作の内容や人物の描き方が素晴らしいのでしょう。
ドキドキしました。