何かアマプラのビジュアルは悪いがソンガンホさん、ハズレはないだろうと観てみるとこれは傑作の要素もある感じ。
よく出来た話でこれは実話ベースでないと、と調べてみるがドンズバの記事は出て来ない。
でも辿っていけば何と盧武鉉さんの話とのこと。
映画的なデフォルメはあるにしてもほぼ間違いなくディテールも再現してる。
ご本人の最後を忘れていたが投身自殺らしくやはり旧体制側との衝突があり常に睨まれる人生だったらしい。
現代韓国人に慕われる、というのは分かりますね。
ソンガンホは熱演でちゃらんぽらん(実際はそこまでではないが対比的にそう書く)がある日突然目覚めて観客も一気に引き込まれるという手法。
まあこの頃の韓国映画、スタンダードなツボを押さえたストーリー展開と熱でグイグイ引っ張る系。
でも最後辺りは流石に無理矢理感が強すぎ、飲み屋の息子がどうなったかもキチンと描かないので少し乗り遅れる感じになる。
またこの手の作品でたまにある、あ、やっちゃったな、と思うのはこの作品では1番勇気のある人物は軍医さんじゃないの?ってなったりする所ですね。
韓国過渡期ですね、落ち着き始めた頃。
従い粗の感じで評点伸びないが多分皆さんは社会派エンタメとして楽しめる上質な作品と思う。
最後は今を生きる風。