Misakey

弁護人のMisakeyのレビュー・感想・評価

弁護人(2013年製作の映画)
4.4
高卒金猛者弁護士が人権弁護士になる話。

韓国映画ハマり1周年記念第2弾。2周目鑑賞。
大きい画面で弁護人を観る。

初めて見た時は、韓国の拷問のすさまじさに気持ち悪くなったけども
1年経ったら慣れていた…。それが怖い。
拷問されるのはミセンのイム・シワン。大人しそうだから気の毒になる。

ガンホはソルギョングやジヌンのようにカメレオン俳優ではなく、いつでもガンホだね。
ダルスやタクシー運転手やレッスルのユヘジンと同じで
芝居なのか素なのかわからん。
それはそれで凄い。

とにかく皆さんの芝居の上手さに引き込まれる。

盧武鉉元大統領がモデルとの事だけども、非常に見応えがある。
素朴が故に、マスコミで流されるものが正しいと信じ切り
純粋だからこそ、不正に納得できず法をもって正しい事を貫き通せる。
時代遅れな裏工作や不平等・差別・偏見という偏りを
学をもって戦う姿が清々しい。
それが特に今の人達に心に刺さるんだろうね。

民主化運動に関わる映画は
誇張があるにしろ、観てて熱いものが伝わる。
それぐらい自分たちで勝ち取ったという誇りがあるんだろうと思う。

韓国民主化運動入門編映画。
やっぱり細部まで良くできていたので、スコアアップ。

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※以下2020年2月12日レビュー
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韓国民主化運動を理解できる1本。
そしてノンフィクション系好きにはたまらない映画。

モデルは盧武鉉大統領。

集会はダメだし本も自由に読めない。
日本で言うと大正なのか?戦時中なのか?と思ってしまうが
それがなんと1980年代とか…。

ソン・ガンホの名演で、本当の自由と韓国の民主化を知る事ができる良作。
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