初めて観たピンク映画。
「淫らに狂ってこそ映画」と大きく掲げた本作は、歳をとるにつれて性への欲求が変わりつつあることに違和感を感じていた男性が1人の女子高生によってどっぷり欲望につかって性で脳内がい…
”老い”による性欲の減退と映画作家としてのクリエイティビティの喪失を重ね合わせるという描き方はとても興味深かったのですが、
虚構と現実が入り乱れるシュールな作りが受け入れられず、単に女子高生に欲情す…
団塊の世代的空気が濃厚な、あるいは監督の/映画自体の自己言及的な作品。映画監督の時田は高橋伴明自身だろうし、あるいは長谷川和彦や小沼勝、若松孝二、アンゲロプロスを連想させるような会話、シーンもある。…
>>続きを読む撮影は素晴らしく良いけれど、かつてのロマンポルノの雰囲気満載。
新作映画が撮れず、芸術大学で講師をする初老に入った映画監督が自らをテ-マにした脚本を書きながら、老いと愛と性的欲望とタナトスの波間を悶…
女子高生役の子のなんとも言えない淫靡さが目を引いた。初老の男の性に対する焦りとすがり具合が狙い通り表現されていたと思う。
映画祭での上映だったので、観終わった後に高橋監督と奥田瑛二さんが来場してくれ…
映画が描くのは、「赤い玉」(打ち止め)を飾りたいと願う初老の男の妄想か(笑)。ただそれは、「男」としてという思いであると同時に「映画監督」としてという思いでもあって。
あり得ない女子高校生の登場と…
(c)「赤い玉、」製作委員会