涙が溢れるのに
誰を想って泣けてくるのか
自分でもわかりません。
実際の誘拐事件を基にしています。
3歳で連れ去られたポンポンは
3年間ある農村で育てられて
6歳のときに実の両親に見つけられるんですが
その頃の彼にとっての母は
誘拐犯に「他の女に産ませた子」と言われ
何も知らずに育ててきた誘拐犯の妻。
これだけでもう
胸が締め付けられて。
子供を誘拐された親たちの会が
何年経ったって必死に探す姿を見るのも
自分の子として育てた可愛い子を
"奪われて"しまった彼女の嗚咽を聞くのも。
奪い合う大人たちの気迫に
泣いて怖がる子どもの気持ちを想像するのも
なにもかもが。
桃アレルギー(泣)
映画の最後に
モデルとなった親子と
誘拐犯の妻、ご本人が登場します。
今をどう生きているのか。
実際の映像で観て
気持ちがまた乱されるのでした。