普段やり取りをしない妹から、「感慨深かったから観てほしい」と連絡が来たので観てみた。
見ていて心地良くはないし、イライラさせられる映画だった。
が、妹が言うように、「感慨深い」というのがこの映画に…
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すごくずっと良かった。長い間見たかったものを見て良かった。本当に。異物であるということ。異物になったこと。もうずっと前からそこに存在している世界、赤黄青と草木の緑、そしてある異物としての焦茶、どれに…
>>続きを読む自分の死を知らせる為に、12年振りに家族に会いに行く決意をした男の話。
今の所グザヴィエ・ドラン監督の中で1番好きかも。
歪だらけの家族の中で、唯一家から飛び出して、毎回絵葉書を送ってたけど家族には…
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気まずい実家に帰省する時の、行きのバスの中からもう割と憂鬱が立ち込めてて(何て話そうかなぁ…)って考えてる時のあの感じが伝わってくるオープニング。
同じ家の敷地内でも、部屋やそこにいる人ごとに全然…
やっと見た、ドランが好きだから画面に彼がいないとあの好きな雰囲気と話し方がなくならいかな?と後回しにしてたんだけど、結局これもすごく苦しくていい時間だった!
これ、主人公の復讐なんかじゃない。最初…
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自分の死を知らせるという目的が最初に鑑賞側に提示されたのが良かった。このような静かな映画では最初から目的がはっきりと提示されることが少ない印象があるので、その点で今後の展開がどうなるのかハラハラしつ…
>>続きを読むスクリーン全体に張りつめた緊張。
ラストの小さな小さな奇蹟(を期待させながら)さえ拒否する潔良さ。
あぁ、この監督が50歳を過ぎて枯れた作風になったとき、どんな作品を撮るのだろう(幾つになっても決し…
©Shayne Laverdière, Sons of Manual