試写会にて鑑賞。
持っているものは同じ”愛情”
でもそれぞれの持つ”愛情”が違う形をしたピースで、パズルはうまくはまらない。
ラストは一見すごく悲しい光景に見えるけれど、本当はそれぞれの深すぎる…
弟が帰ってくる。
浮き足立つ家族。
そこに嫉妬を交えた物語。
相変わらず表立って状況を説明しないドラン。上映開始前に、ドランの映画だから、これはドランの映画だからと自己暗示をかけて観ました。今回は…
観たあとに、心があたたかいでもない、悲しいでもない、切ないでもない、でもあ〜〜〜観てよかった〜、観なかったわたしの人生はどうなってたんだろう〜〜っていう気持ちになった。
この言葉にできない複雑な思い…
愛してくれ、なんておこがましいことは言わない。助けて欲しい、なんて投げやりなことも言わない。
ただ終わらせたくない。
沈黙と発話、兄と弟、情熱と冷静、様々な二つの間にある物なんて本来何も大したもので…
終始ずっと誰かの側にいた。そこから見える緊張も、怯えも、絶望も、感じとらざるおえなかった。まるで自分の過去の思い出みたいに、忘れないよう呪いをかけられた気分になる映画だった。
「理解できるわけがな…
試写会で鑑賞。
切っても切れない存在。とても寂しくて、冷たいやりとりの中で、各々がぶつけ合う感情だったり言葉だったりが凄く重かった。
大きな事件なんか、何一つ起きてないのに、見離していい瞬間が一度も…
『家族という他者』同士の間で巻き起こる感情の乱気流。その様を徹底した役者の顔のクローズアップの連続によって描き出す。フランスの名優達による細やかな表情芝居の寄り画連打は濃厚で、全編息詰まる緊張感が漲…
>>続きを読む2017年劇場鑑賞7作品目(試写にて)
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1年前の制作発表、カンヌでの受賞を経て、ずっとずっと楽しみにしてきた作品の試写に。
これまでの作品同様、鑑賞後は一言では表せない複雑な気持ちになったけれ…
このレビューはネタバレを含みます
試写会にて。
見る人の立場によって受ける印象が違うと思われる。素晴らしい作品だ!とか、つまらない…と賛否両論ありそうな映画。
身近な問題として「家族愛」が描かれる。
言葉にできない感情を、俳優陣…
©Shayne Laverdière, Sons of Manual