自身の余命がわずかなことを告げるため12年ぶりに家に帰ってきたルイ
待っていたのは…
息子のことを理解しようとしないけれど深い愛情を注ぐ母親
成功した弟への妬み、劣等感、そして怖れからルイを攻…
状況変化の緩急が死ぬ程激しい感じが生々しい。
兄弟2人でドライブする場面、後ろから眺めるようなカットが苦しかった。
自分がもしこの家族の一員だったら、ずっとこの光景を見つめ続けなければないらないのか…
1人の人生の中の、激しく悲しいほんの一コマを追体験してるような映画。
家族に理解を求めて苦しい思いをした私が、ようやく出した結論は
「家族であろうと理解はできない、
だけど愛していればそれで十分」…
『いつも』の家族に異質な要素が加わることで、これまでの世界が壊れてしまう話。12年も帰省しなかったルイが急に帰ってきた理由を家族全員が何となく察しているものの、誰もがそれぞれの理由でその告白を聞きた…
>>続きを読むずっと観たかった作品。
今は亡きギャスパー・ウリエルほか、最高のキャスティング。
グザビィエ・ドラン監督作品は、好き嫌いがハッキリ分かれると思うし、生々しい感情表現ゆえ、観る側の精神力や心の余裕も…
学校の窓から入ってきた鳥が、外に出ようと必死に飛びまわるなかで何度も何度も窓ガラスにぶつかり、死んでしまったのを思い出した。どんなにもがいても、必死に出口を探しても、見えない壁にぶつかってしまうし、…
>>続きを読む5年ほど前に映画館にて鑑賞
グザヴィエ・ドランに初めて触れた作品であり、雰囲気もストーリーも台詞回しも何もかもが好きな映画。
人間の一番嫌な部分が透けて見える、すごく嫌な映画であると同時に、何も言…
©Shayne Laverdière, Sons of Manual