Dantalian

たかが世界の終わりのDantalianのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
5.0
いま振り返ってみれば、大学に入るまでの私の世界にいた大人たちはほとんど映画のままだった。
繊細さも教養も向上心もバカにされ、自尊心を持つことが恥ずかしいこととされていた。頭のおかしい人、気取っている人と家族に見られていた。
今やっとそういう見え方ができるようになったからこそ、これまでの人生のステップごとが危なかったなとしみじみ思う。同世代の競争と刺激がなければ、自分の向上心が少し低ければ、頭が少し悪ければ、自尊心がこれほど高くなければ、自分もあっち側の人になっていたに違いない。
ドランの家族テーマの作品、いつも刺さりすぎてつらい。。。
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